2013年8月23日金曜日

Book Review 1 : Science and Practice of Strength Training 2nd Edition by Dr. Vladimir Zatsiorsky and Dr William Kraemer


昨日読み終わりました。 Science and Practice of Strength Training 2nd Edition!
1st Editionは読んだのは今年の初めかな。

内容は1st Editionとほとんど変わらないですが、Dr William KraemerによるTraining for Women, Young Athletes, and Older Populationsが2nd Editioniには含まれています。



この本はストレングスコーチにとっては必須かと思います。 コーチにとっては知っておかなければいけない要素がたくさんありますが、この本はそれを網羅しています。

Adaptation (適応)や原則(過負荷の原則や特異性の原則など)から始まり、超回復のメカニズム、Muscular Strength(筋力)やSSC(Stretch-Shortening Cycle)などが解説されています。

また筋肥大トレーニングや筋力向上を目的としたトレーニング、筋パワー向上を目的としたトレーニングの解説もあります。

それぞれの目的のトレーニングの中でもMU(Motor Unit: 運動単位)に関する解説は個人的にとても勉強になりました。MUは1RMの重量になるほど、より多くのMUを身体は活用するとのこと。

ですので、スピードトレーニング(60% of 1RMを高速で動かす)よりも1RMの重量で1レップのほうがMU recruitment, rate coding, and synchronization(運動単位の動員、収縮命令、同期)をより良く得られるのかとこの本から思います。



またInjury Prevention(怪我予防)についての章もあり、膝の怪我や腰痛についての解説もありました。


2nd Editionで加えられた、Dr William KraemerによるTraining for Women, Young Athletes, and Older Populationsも勉強になります。

特にTraining for Young Athletes(12-15歳をあたりを指す)は特に学ぶことはありました。

まず安全面を第一に考慮すること。そして、適切なフォームを獲得するのに集中し、その後に重量を扱っていくとのこと。 ただ、子供のアスリートがストレングストレーニングの重要性を認識できていない場合は、ストレングストレーニングで得られる体力向上などには制限あるとのこと。

安全面を考慮し、子供がその重要性を認識できるのならば、トレーニング(バーベルなどを扱うトレーニングだけでない)を開始することが良いということです。





この本を読んでて、疑問に思ったのはMuscular Power とRFD(Rate of Force Development)について。
どちらも同じなのかな?と思いつつも、そうではないのかなと思ってます。(何言ってるんだろ自分。。。)

Muscular Power = Force X Velocity / Time or Force X Speed
RFD = How fast force can be produced


んー疑問。。。 どなたかご存知の方、教えてください。

2013年8月14日水曜日

あと1日

結局ブログ更新を1ヶ月程、サボってしまいました。

パワプロでいうサボリグセが発症しました。決して公園に行ったから治るものではありません(99開幕版)

とまぁ大抵の人には意味不明だと思うので、ちゃんと書きます。






ハーバード大でのインターンシップも残すところ1日となりました。明日行けば終わりです。


毎朝4時起きで、帰るのは大体午後4時位




朝4時半のチャールズ川





アメフトから始まり、色々なスポーツ(ホッケー、ラクロス、ソフトボール、etc)が混ざってトレーニングするグループ、高校生のトレーニングキャンプ。




毎日が新しい事を学べる、とても良い環境でした。

特にコーチングの面では大変勉強になりました。

自分が英語を第一言語ではない人間だというのを意識しすぎていた部分があったと思います。
相手にきちんと伝えるように心がけをしてきたものは良いかと思いますが、コーチ達からは”コーチング時の説明が多すぎる”と指摘を何回も受けました。

自分がノンイングリッシュ・スピーカーであることを意識しすぎて、全部を説明しようとして、長ったらしくまとまりのないコーチングになっていました。

クリアかつシンプルなコーチングというのはこれからの改善点でもありますが、自分の中では、これは物凄く大事な気づきだと思います。





また、ハーバード大だけでなく、Boston University, Boston College, Northeastern Universityのウエイトルームを見学させて頂ける機会を頂きました。

どのコーチも自分達のやっているトレーニングスタイルに自信を持って話してくれる。それも、”個人的にこれが好きだから...”とかいうのでなくて、きちんとした理由を持って行い、それをきちんと説明してくれる。

良い意味で自分の信じる道を進むことに自信を持ち、他人にも自分の行っていること・信じていることを派生させる強い信念を持っている。

これは人を惹きつける力ではないかと思う。


彼らは今まで培ってきた知識・経験を上手くアウトプットしていました。


どのコーチも言う事がある。

・解剖生理学、運動生理学、バイオメカニクスの基礎知識は絶対身に付けろ。
・メンターを持って、その人を追いかけろ。
・可能な限り、いろいろなコーチに会い、いろいろな施設を訪れ、この分野での見聞を広げ、ネットワークを作れ。




本当にこの夏で得たものは大きいです。それで満足することなく、さらに進んでいくことが使命なのかなと勝手に思います。










※最終日前日の今日、8月13日(火)、コーチ全員でsix flagsとかいう遊園地に行ってきました。

開園一番、園内でも一番破壊力のあるジェットコースターに乗らされ、その後、3分間隔で3連続で別な種類のに乗らされ(雨で客がいなく並ばなくてOK)、ひどい目に会いました。 でも吐いてないからOKです。 まぁ楽しかったから良いですけど。



ジェットコースターの良さが未だにわからん。