疑問に思うこと
1. オリンピックリフトや高重量のメインリフト(スクワットやデッドリフトなど)などを用いる際、スーパーセットでコアワークを取り入れること
例)
A1: ハングクリーン 3X5
A2: プランク 3X20秒
例2)
A1: バックスクワット 3X6 (65−95%の範囲)
A2: Suitcase Carry 3X20ヤード
なぜコアワークを取り入れるのかと聞くと、”コアを鍛えるため”とよく聞く。
コアとは腹部だけではないはず。 骨で考えると、背骨から大腿骨までで、それを取り巻く筋肉群がコアと考えます。(上腕骨も入るのかな?)
クリーンやらスクワットやらデッドリフトもコアワークと言っても過言ではないはず。言いませんけど。
その考えを元に、このスーパーセットはどうなんだろう?っていう疑問が湧いてきます。
スーパーセットのコアワークで高重量を扱うオリンピックリフトやメインリフトに影響が出ないのだろうかと。
オリンピックリフトやメインリフトは身体全身を使うリフト。 その中でコアワークを取り入れて、疲労したまま、次のセットに入りフォームを崩してしまう可能性はないのだろうか。
逆に肯定的な考えも。
スーパーセットでコアワークを取り入れることによって、腹筋群の筋活動が活発になり、メインリフト時のBracing(ブレイシング)に好影響を与えるのかな?とも考えました。
私の現在の意見は反対派ですが。。
2. スクワット(フロント/バック)のスーパーセットで、自体重のラテラルスクワットを壁に向かって行う(Lateral Wall Squat)
これも疲労度が貯まる状態でメインのスクワットに影響がでないのかなと考える。そもそもスクワットとラテラルスクワットの組み合わせとラテラルスクワットというエクササイズ自体にが最近の疑問である(肯定的にも否定的にも自分の意見がこれに関してまとまってない状態)
ただ壁に向かってスクワットは個人的には好みではありません。
壁がうっとうしいし、大体の選手はパラレルまで落とそうとすると顔が壁にぶつかるから、横向いたり、上を向いたりする。 そうすると、腰椎と胸椎は真っ直ぐなのに、頚椎だけ曲がっている状態になる。
そもそもそスーパーセットで壁向きにラテラルスクワットをしている選手の99%はラテラルスクワットのフォームがおかしい(パラレルまで落とせなかったり)
3. オリンピックリフトのレスト時に、軽めのダンベル(25lbsほど)を持ってラテラルスクワットを行う。その理由がアクティブレスト(積極的休息)
例
A1: スナッチ 3X3
セット間のレストが2分15秒。その2分15秒の間に上記のラテラルスクワットを左右6回行う。
こんな短い間隔でもアクティブレストって使えるのかな?
2分15秒しかレストを取らないなら、完全にレストか、モビリティ系のドリルを行ったほうがしっくりくるが。
4. リニアスピード(Linear Speed)のドリルの一貫として、片膝立ち(スプリットスタンス)の状態から10ヤードスプリント
Reaction系のドリルだったらまだ理解できるが、このスタンスからスタートしてスプリント能力に好影響があるのかどうかは疑問である。
5. モビリティ系ドリルでは呼吸が大事と指導しておきながら、選手にレップ数を数えさせる
例えば、肩のモビリティドリルで肩を屈曲する際は息を吐き(Exhale)、伸展する際は息を吸う(Inhale)。 なのに、レップ数を選手たちで数えさせる。 部活などで、ストレッチをする際に”イーチ、ニー、サーン”というように。 これじゃ選手はしっかりとした呼吸をこのドリル中に行えないのでは?
6. エクササイズを取り入れる理由が曖昧
Mike Robertsonに教えてもらったエクササイズだから
Gray Cookが言ってるやつだから
Eric Cresseyがビデオに投稿してたやつだから
カンファレンスに行ってこれを学んできたから
たしかにとても尊敬すべきコーチ達であり、良いエクササイズ/ストレッチが多いです。
ですが使い方次第ではないのかなと思います。
理由を聞くと、上記のコーチ達の理由をそのまま使っています。
それも良いでしょう。 しかし、なぜこれを使うのか? アスリート全員に使えるのか? これよりも簡単に指導できて、効果が同じエクササイズがあるのではないだろうか?なのになぜこれを選ぶのか? (否定的ですみません)
最近、ウエイトルームでは空前のFMSのBrettzel Stretchのブームが到来しています。
すべての選手にあのストレッチが効果的かどうかは疑問な所です。 ボスも言っていたように、”ストレッチでもプログレッションがあるべきであろう。選手に適したストレッチを提供しないと、そのストレッチの効果はないのではないのか”と。 私もこれに同意見です。
7. ストレングス&コンディショニングを現場でしか学べないと思ってる
インターンの立場からでも現場にいることは必須と思います。 現場にいることの方が、学べることは多いでしょう。だけど、”クラスからはほぼ学べない”とかよく聞きます。
いやいやいやいやいやいやいや。。。
そんな人たちが6に上げた、エクササイズ選択の曖昧な理由をするんでしょうね。。。
むしろSEMOで3年ほどインターンをしていますけど、現場に出ることによってクラスで学ぶ知識の重要性をとても感じます。
こういった意見は無視して、希望する大学院に行きたいものです。
番外編. アメリカ人のあの爪をかじる癖はなんなんだろうか。
以上
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